商業施設と路面店どちらを出店場所に選ぶ?比較してみた

集客に重要な出店場所。今回は「商業施設と路面店のメリット・デメリット」をご紹介します。
開業時に重要な「出店場所」
開業にあたり、まず頭に浮かぶのが「どこに出店をするか」ということ。駅から近く、人通りが多い場所に出店したいと多くの方が考えます。
しかし、良い立地では家賃が高くなりがちです。また、人通りが多くてもターゲットとなる客層がいないくてお客様が集まらない...なんてことも。
今回は大きく差の出る、商業施設での出店と、路面店での出店を比較していきます。
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商業施設と路面店の違い
商業施設での出店と、路面店での出店で主に違いが出てくるのは以下の3点です。
- 集客力
- 自由度
- 必要な資金、準備物
詳しく見ていきましょう。
商業施設で出店する場合のメリット・デメリット
メリット
- 安定した集客がある
- 既存の什器や設備を使えることが多く出店にかかる資金を抑えることができる
- 商業施設に訪れた幅広い客層にお店を知ってもらうことができる
デメリット
- 商業施設との口座を開くまでの難易度が高い
- 商品や内装、デザインについて施設のルールが存在し、オリジナリティを出・しにくい
- 営業曜日、時間帯は商業施設の曜日、時間帯に合わせることが必要
商業施設のポイント
商業施設の場合、その施設自体に集客力があるため、店舗単独で集客を行う必要は、路面店と比較し高くありません。また、ブランドや商品を知らないお客様にも幅広くアプローチできることがメリットです。
一方で、商業施設それぞれに決まりごとがあり、制約が多く自由度が低くなることがデメリットとして挙げられます。
これから認知度を上げていきたいと考え、商業施設の集客力を使い事業を始めていきたい、という場合には商業施設での出店が良いでしょう。
路面店で出店する場合のメリット・デメリット
メリット
- 自由に場所を使うことで店舗独自の世界観を作り易い
- 営業時間に制約がなく、自分たち都合のスケジュールに合わせて営業ができる
デメリット
- 集客は主に自分たちの力で行う必要がある
- 設備や什器等、自分たちで手配する必要がある
路面店のポイント
路面店での出店は、自由度が高く自分たちの世界観を出しやすいことが一番のメリットと言えます。営業時間に関しては、商業施設の場合はシーズンや商業施設で開催されるイベントに合わせる必要がありますが、路面店であれば自分たちの都合に合わせ営業することができます。
一方、集客には工夫が必要です。商業施設のように自然とお客様が来店することに期待はできません。自分たちの力によってさまざまな営業活動を実施し、集客をすることが必要です。
まとめ
商業施設、路面店ともにメリット・デメリットがあることをお分かりいただけたと思います。デメリットが気になる場合には、出店場所以外のその他の要素でカバーできないか?を考えると良いでしょう。デメリットと思っていたことが意外にもメリットにできるかもしれません。