お店の集客に効果あり!駅に看板を掲載する方法とは?

照明にも色の種類があるのはご存じですか?今回は「より魅力的に商品が見える看板照明の色味」について学んで行きましょう。食品を扱う飲食店の方は、特に必見です!
早速照明の種類について学んで行きます。照明は「色温度」という指標が重要になります。まずは「色温度」について学んでいきましょう。
「色温度」とは?
物質を燃やしたとき、高温になるほど炎の色が青くなります。そのように、炎の色味によって温度が異なるという関係を「色温度」といいます。
例えば、青等の寒色系の炎は色温度が高く、オレンジや赤等の暖色系の炎は色温度が低いという違いがあります。色温度は、単位として「ケルビン値」というものが設定されています。
照明の色温度と見え方の関係
明の色味の種類は3種類あります。具体的に、照明の色温度と見え方の関係を見ていきましょう。
昼光色
色温度:6,500ケルビン
太陽光より青が強く、すがすがしい爽やかな光、スッキリした印象の色味。
昼白色
色温度:5,000ケルビン
太陽光に近く、色温度の自然な光
鮮やかでみずみずしく商品を見せたい場合に向く照明の色味。魚であれば青色や白身を鮮明にし、赤身もきれいに見せます。肉であれば肉の赤さ・霜降肉の赤や白を鮮やかにイキイキと見せる色味。
電球色
色温度:3,000ケルビン
暖かみのある、穏やかな色
お肉の中でも牛肉や鶏肉の柔らかさを自然に見せてくれる色味。
しかし、近年では照明の種類は多岐に渡り、色温度の他「演色」「彩色」といった指標も出てきています。
「演色」は「色の見えの忠実性」を評価する指標で、太陽光と比較をした場合の色の見え方を表現しています。「彩色」は「鮮やかさ」を評価する指標となります。
業種・店舗イメージ・看板に使う写真のイメージ等看板屋さんに相談し、適した照明の種類を選んでもらうことがおすすめです。
照明の色味と売上の関係
また、色温度は看板照明のみにとどまらず、空間の雰囲気づくりにも大きく影響があります。ここでは飲食店における事例を紹介します。
昼光色の照明:利益率が低く、客単価が安い
昼光色のお店はお客様の回転率を上げる効果があります。客単価では無く、客数をより増やしたい場合には昼光色が適した照明の色味と言えます。
電球色の照明:利益率が高く、客単価が高い
電球色は落ちついた雰囲気を演出し、食べ物やお酒を気持ちよく食べてもらう効果があります。客数ではなく、1人のお客様に長い時間楽しんでもらいたい場合に適した照明の色味と言えます。
まとめ
飲食店の場合、使う照明の色温度によってはお客様の食欲が下がり、商品もその魅力が半減してしまうこともあります。また色温度のみならず、近年では「演色」「彩色」といった指標が増えたことで、照明の種類も多くなっています。使う写真の種類・店舗のイメージ等を考えながら、経験のある看板屋さんに相談し、使う照明を決めていきましょう。