電子看板にスマホをかざすだけで情報取得!?

パナソニックがLED光源から、スマートフォンで簡単に情報を受け取れる「光ID技術」による新サービスを開始すると発表しました。繁華街や駅などに設置されるデジタルサイネージにスマートフォンを向けるだけで、施設案内や商品クーポンを受け取ることが出来ます。
出典:パナソニック株式会社
http://news.panasonic.com/press/news/data/2014/12/jn141211-2/jn141211-2.html
光ID技術の概要
「光ID」送信機能付きの照明器具、内部照明式看板、デジタルサイネージディスプレイから、「光ID」信号を送信します。LED光源の点滅にデジタル信号を重畳。
スマートフォン専用のアプリにより「光ID」を認識・受信する仕組みとなっています。

羽田空港にて検証効果測定
羽田空港にて「光ID」技術を使用した商業施設の認知検証効果を行います。
空港内に「光ID」対応のデジタルサイネージを設置。スマートフォンをかざすと、案内板の情報が多言語にて表示されます。
年々増加傾向にある外国人観光客に対し、「最高のおもてなし」を国の入口となる空港から実施していく予定です。
交通看板などの多言語化
内照式または導光式の交通看板、案内図から「光ID」を送信。スマートフォンで読み取ることにより、看板には記載しきれない情報をスマートフォンで表示します。
観光などで道に迷ってしまった外国人観光客が、交通広告にスマートフォンをかざすと地図が母国語で表示される活用方法も可能です。
博物館・展示施設などで展示ソリューション
博物館・展示施設などで商品名を出す看板・サインから「光ID」を送信。タブレット、スマートフォンで受信すると、その展示品の詳細情報の表示、音声ガイダンスによる解説を行うシステム利用が可能になります。
また、展示解説情報を多言語による案内も可能になります。
まとめ
今後は銀座で「光ID」を体験出来るイベントや、東急田園都市線・大井町線二子玉川駅に電子看板が試行設置される予定です。また、2016年4月以降にパナソニックはプラットフォームサービスの提供・送信機の販売など範囲を拡大していきます。
ITと連携するサイン・広告による新しい訴求効果が期待出来るのではないでしょうか。