「商品からブランド体験へ」ポップアップストアの成功事例集

ポップアップストアとは?
ポップアップストアとは、期間限定で出店する店舗形態の事です。
主な用途としては、ECサイトのオフライン販促、期間限定の販売商品などによく使用されています。
期間限定の施策であるため、SNSとも相性がよく、リアルとSNSの連動プロモーションとしても活用される事が多いようです。
ビジネスパーソン応援のためのポップアップストア
2017年5月27日から13日間の限定で大正製薬が炭酸飲料「RAIZIN」のポップアップストアをオープンしていました。
お店の名前は「#RAZINBAR」。顧客ターゲットを「ビジネスパーソン」に定め、店舗の場所は表参道に出店。
RAZINを使用したカクテルが100円で楽しめ、RAIZINのブランドテーマである「BeSmart BeCreative」が体験出来る店舗だったようです。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000026214.html
SNS投稿が通貨になる海外の事例
マーク・ジェイコブスがニューヨークにオープンしたポップアップストアの事例です。
SNSとポップアップストアは相性がよく、SNS連動型リアルプロモーションにもよく使用されます。
今回のこの事例がユニークなのは決済方法です。
SNSで商品に関する投稿を#タグ付きでポストする事が、その商品が手に入る条件になったようです。期間中は1万人以上の一般客が訪れ、キャンペーンは成功を収めました。
参照元:http://fashionpost.jp/business/business-news/24175
SNSがきっかけとなり企画が生まれたポップアップストア
ハーゲンダッツが2017年2月にオープンしたポップアップストアのきっかけは、SNSだったそうです。「ハーゲンハート」と呼ばれるハーゲンダッツの蓋を開けると、ハート形の模様が出てくることがあります。
この発見はハーゲンダッツファンのユーザーがSNSで投稿した事がきっかけでした。
この「ハーゲンハート」は製造工程の中「偶然」生まれるものです。
この「偶然」に着目し、ポップアップストアの企画として具体的なコンテンツに落とし込み「占い」に設定しました。
実際に出店した店舗はブランドカラ―の赤と白を基調とし、設計。
ユーザーは店舗に入ると、設置されている引き出しを開けます。
引き出しには2種類のハーゲンダッツが入っています。普通verとハーゲンハートver。
「ハーゲンハート」だった場合に占い師から占いを受ける事が出来るコンテンツだったようです。
参照元:https://business.nokisaki.com/popupspace/caseroppngihaagendazs/
まとめ
「モノからコトへ」と言われて久しいですが、実際の「商品」に触れ、ブランドを「体験」出来るチャネルはポップアップストアの大きな特徴ではないでしょうか。
直接の体験は記憶としても定着しやすく、Webにはまだ到達しづらい領域です。
オンラインとオフラインを統合した施策がこれからも増えていきそうです。