位置情報サービスが拡大中! 販促での活用事例は?

スマホの普及に伴い、位置情報サービスの活用が増加しています。
記憶に新しいのは「ポケモンGO」などのゲーム関連が思い浮かぶかもしれません。しかし、最近では販促領域においても活用が進んでいるようです。今回は、位置情報サービスを活用した販促事例をご紹介したいと思います。
位置情報を活用したスマホ特化型広告配信サービス
西日本メディアラボが、米国ベンチャー企業との提携により、位置情報を用いたスマホ特化型広告配信サービス「LocAD」の提供を開始しました。
具体的な活用事例として、エリア限定でキャンペーンを行う場合に、地域を限定した広告配信が行えるようになるそうです。
また、エリアだけではなく時間帯別での広告配信も可能。よりターゲットに近い顧客層へのアプローチが可能になります。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000021690.html
位置情報を送信する事で「自分の物語」が生成されるキャンペーン
位置情報を送信する事で、自分だけの物語が出来るキャンペーンをメルセデス・ベンツがイタリアにて実施しました。
キャンペーンの中身としては、ユーザーがサイトにアクセスし、自分の位置情報を送信。すると、googleのAPIを活用しロケーション、天気、時間、季節などを把握する仕組みになっています。APIを基に得た情報で生成されるストーリーが自分だけの内容に変化する、という内容でした。
読む人の数だけストーリーがある、という発想から作られたこちらのデジタルコンテンツは1週間で9万以上の顧客にリーチをしたようで、高い効果を上げました。
顧客の好みが細分化した事で従来のマス広告による手法では、訴求が難しくなりました。
OnetoOneマーケティングが成功を収めた好例ではないでしょうか。
参照元:http://adgang.jp/2017/06/145219.html
登録店舗数は10,000以上!集客のための販促アプリ
百貨店が位置情報を活用した販促アプリを用いて集客施策に取り入れている事例です。
こちらのサービスはGPSを使用して、消費者ニーズにあったテナント情報/タイムセール情報をユーザーへ配信できます。
商業施設や店舗は、折り込みチラシ以外の販促手法として20代~30代にアプローチする際にアプリの活用を進めています。
登録店舗数は10,000店舗を越えており、順調なようです。
参照元:https://ipoca.jp/news/20170808_825/
まとめ
今回は、顧客の位置情報に基づいた販促への活用事例をご紹介しました。
今までは行動データとなるとWeb上の行動履歴しか計測出来ず、リターゲティング広告のみの運用になってしまっていましたが、今後は実際の生活でも適用が可能になります。
これからは、スマホに紐づいた「顧客IDデータと位置情報」で、デジタルサイネージのコンテンツが変化する広告なども考えられます。
ビッグデータ・位置情報を活用した販促事例は今後も増加していきそうです。