書体によってイメージが違う!看板使用におすすめの書体4選

世の中の看板を見渡しても、文字の入っていない看板はほぼ見当たりません。文字に対しどのような書体を使用するかによってイメージが異なります。「看板のおすすめ書体4選」をご紹介します。
看板の効果を左右する「書体」
看板を製作するには、デザインを考える必要があります。
看板のデザインには、必ず文字が記載されています。店舗名や医院名、企業名、あるいは商品・サービスを記載することもあるでしょう。通常、デザインにはイラストや写真も挿入されますが、人は全体の雰囲気で印象を決めます。
そのため、文字自体もデザインの構成する大切な要素の1つになるのです。
書体には固い書体、柔らかい書体など特徴があります。どの書体を使用するかによって、人に与える印象は異なります。
本日は、書体の種類とイメージをご紹介します。
看板に使用されている書体とは
街中にある看板には、あらゆる書体が使われています。本日は特にその中でも使用頻度の高い書体をご紹介していきます。
明朝体(みんちょうたい)
明朝体は、新聞や雑誌に使用される見慣れある書体です。明朝体という書体名自体も聞き馴染みがある方が多いでしょう。かつては「読ませる書体」として親しまれてきた書体ですが、活字離れの現代では、読ませる書体とも言えなくなってきています。
書体自体がとても細いため、文字でインパクトを与えたい際には不向きです。
角ゴシック体
ゴシック体は、見出しやタイトルによく使用される書体です。形や太さから硬いイメージを持たれることも多いのですが、ポピュラーな書体とも言えます。社名や企業のロゴ等でもよく使用され、幅広い用途をもつ書体です。
太さや色の調整により印象を強めることが出来、アピールや強調に使用できる書体とも言えます。
丸ゴシック体
角ゴシック体より柔らかい印象を表現するのがこの書体です。親しみを持ちやすく温かいイメージのある書体のため、公共施設などにも幅広く使用されます。書体の細さを変えることでまた違った味を出す書体です。 柔らかな印象と一変、太さを太くし過ぎると、上品さに欠ける部分もあるため注意が必要です。
楷書体(かいしょたい)
楷書体は筆文字の書体として親しまれる書体です。日常的に使用されている書体で、和を表現する場合に適しています。
楷書体も、細い部類の書体に属するため、文字の太さには注意が必要です。
書体の種類はこれだけではない!
看板に使用できる書体はこれだけではありません。上記はあくまで一例です。
看板に使用可能な書体は、お客様のパソコンに備わっている書体に似たものが多くあります。そのため、お手持ちのパソコンに入っている書体からデザインのイメージを膨らますと良いでしょう。
文字の書体や太さ・色についてもおおよそイメージしておくとデザイン制作がスムーズに進みます。
イメージに合う書体を探す方法とは?
どのような書体が使えるのか。どのような文字の太さに出来るのか。どのような色が使えるのか。
事前にそこがわからないと、デザインイメージを考えることも難しいでしょう。
上記を確認するには、お手持ちのパソコンでイメージ図を作るとよいでしょう。
パソコンに元々入っているofficeソフトやペイントソフトでも構いません。どのようなイメージの看板にするのか、実際の書体を眺めてイメージすることが大切です。
パソコン作業が苦手な方は、イメージに似ている看板や書体を写真に納めて置くと良いでしょう。街中の看板や雑誌の広告、商品のパッケージなど、なんでも構いません。イメージに近い情報を残しておくことが大切です。
書体が見つかったら、デザイナーさんあるいは看板屋さんに共有し、近い書体を探してもらいましょう。きっと似たような書体が見つかるはずです。
まとめ
街中にある看板を見渡しても、文字の入らない看板はほとんどありません。文字を表記するにあたって重要な要素の1つが書体です。
どのような書体を選ぶかによって、看板のデザインはもちろん、看板からお客様が受ける印象も異なります。書体のイメージ=お店や企業のイメージとなりかねないのです。
ぜひこだわりの書体を探して、納得行くデザインの看板を製作しましょう。