看板の相見積りを取る際の3つのポイント!

看板の相見積りを取るとき、あなたはどこを見て「この看板屋さんに頼もう!」と判断しますか?大抵の人は、金額の安さと答えるはずです。ですが、見積りの合計金額だけで看板屋さんを選ぶのは大変危険です。そのため、本日は相見積りを取った際に、比較すべき3つのポイントをご紹介します。

同じ工事内容になっているか

看板の見積りは看板屋さんによって形式が異なります。項目と費用のみざっくりと書かれているものもあれば、使用する部材の品番まで詳細に記載されているものもあります。相見積りを比較する際には、見積りに書かれている項目に違いがないか、きちんと確認しましょう。

よくある失敗例
A社とB社に相見積りを取ったところ、合計金額の安いA社にお願いした。ですが、実際にはA社の見積りはデザイン制作費用が含まれておらず、その金額を加味すると結局B社よりA社の方が高い金額だった。
どちらかの金額が異常に安い場合は、項目に抜け漏れがないかきちんと確認し、見積り内容の違いを見つけましょう。

使用する部材が異なっていないか

看板は、使用する素材や工事内容が一致していないと金額が大幅に違う場合があります。依頼内容が抽象的であったり曖昧であったりするほど、看板屋さんが作成する見積り金額にも開きがあるはずです。

よくある失敗例
オフィスの外壁につける「金属のプレート看板」がほしいと思い、C社とD社に見積りをとった。すると、上がってきた金額に3万円も差があった。安かったC社に依頼をしたものの後々聞いてみると、C社はプラスチック製の面板に金属調のシートを貼った看板であり、金属製の看板ではないことがわかった。対してD社はステンレス製となっており、D社に依頼すればよかったと後悔した。
見積りによっては、使用する部材が細かく記載されている場合もあれば、まったく記載のないものまでさまざまです。詳細な見積もりが欲しい場合は、その旨を看板屋さんに伝え、作っていただくようにしましょう。

作業時間が異なっていないか

通常、看板屋さんの作業は日中と夜間の2種類に分かれます。通常、日中作業に比べて夜間作業の方が作業費が高くなります。そのため、作業想定時間が異なる場合は、金額に差がでる場合があります。

よくある失敗
見積りをもらったところE社は日中作業、F社は夜間作業となっておりF社の金額の方が高かった。そのためE社に工事を依頼したが、お店の周辺は交通量の問題で夜間作業しかしてはならず、警察から指摘を受け工事を中断した。その結果、予定のオープン日までに工事が間に合わず、お店の開店に影響が出てしまった。
作業時間は、お店の周辺道路の交通量の大小で規制されています。看板屋さんによっては売上のため一生懸命金額を抑えようと日中作業で見積りをくれる場合もありますが、結果として警察からの指摘や工事の中断を招く事態もあります。正規の方法で工事をしてくれるところに依頼をするようにしましょう。

まとめ

以上のように、看板の相見積りを比較するために抑えるべきポイントはいくつかあります。看板を求める多くの方々が、なるべく金額を抑えて看板を作りたい・取り付けたいと思っています。ですが、安すぎる見積りには落とし穴が潜んでいる場合もあります。妥当な金額で思い通りの看板を正規の方法で設置したい場合は、まずは看板屋さんに現場調査を依頼することが先決です。実際に現場を見てもらい、適切な素材と工事方法を見極めてもらうこと。そして、看板屋さんと実際に会い、その人柄を判断することがよい見積りを見極める最も良い方法だと考えます。