看板を設置する際にトラブルが起こりやすい3つの場所

看板を設置する際に屋外広告物条例に関する注意はもちろん必要ですが、注意すべき点は条例以外にもあります。
今回はトラブルが起こりやすい地域・及び場所をまとめました。
テナント
看板設置・撤去においてビルオーナー様とのトラブルが多く見受けられます。
テナントを借り、出店が決まったとしても看板の出す位置や色味など、設置後にオーナーから「ビルのイメージに合わない」とクレームに繋がるケースもあります。
出店の際だけではなく、テナントから移店する際にも問題が発生する場合があります。
看板を撤去したまではいいものの、糊により壁面の塗装部分が剥がれてしまい原状回復を求められるケースもございます。
また、オーナーと了承を得たはずが、同じビルに入っている店舗から看板が派手で自分たちの看板が目立たないとクレームが入るケースもございます。
歴史的景観
寺社・史跡など歴史的な街並みが現代に継承されている地区では景観条例との兼ね合いもあり、設置する際には注意が必要です。
全国に出店するチェーン店の場合でも、特別な対応を取っております。
マンセル値の彩度が地域によって定められており、数値を超える色味に関しては使用できる面積が限られるなどの対応が求められます。
農村地域
首都圏への出店は順調で、そろそろ出店エリアを広げたい。そこで次に郊外に狙いを定める担当者様も多いのではないでしょうか。
道路沿いに広がる広大な田んぼや草原。郊外のエリアに出店を考える場合、野立て看板を設置して集客効果を狙いたいとお考えになるかもしれません。
しかし農村地域の良好な景観を維持する地域において、大規模な商業屋外広告が出されると近隣住民はどう思うでしょうか?
ひょっとしたら、自分たちの地元を愛しているがゆえに反発心に近い感情を抱いてしまうかもしれません。
設置を検討される際には十分な配慮が必要です。
まとめ
看板設置・撤去においてトラブルが起こりやすい3つのケースをまとめました。
何が起こるかを予測し、事前の準備によって多くのトラブルは回避できます。
上記の場所に看板の設置を検討する場合はぜひ、参考にしてみていただければ幸いです。