要注意!居抜き物件にひそんでいる看板の思わぬ罠

お問合せの中で最も多いのが、居抜き物件での看板工事です。本日は「居抜き物件に看板をつけるときのポイント」をお教えします。
お店を新たに開業しようとする際、まずは物件探しから始めます。店舗の内装や設備など、開業時にかかる費用を考えると、居抜き物件を選ぶお客様が多くいます。
たしかに居抜きの店舗であれば、前のお店が使用していた看板や照明を使用することができるため、費用をおさえることは可能です。ですが、居抜き物件には思わぬ罠がひそんでいます。
居抜き物件のリスクと看板をつける際のポイントを考えてみましょう。
居抜き物件にひそむ罠とは
居抜き物件は、その名の通り以前営業していたお店が立ち退いて現在空いている物件です。元々営業していたお店が何らかの理由でいなくなり、空いているというわけですが、ここでポイントとなるのは「立ち退いた理由」です。お店の規模拡大のために移転する場合や、売上不振による店じまいなど、理由はいくつか考えられると思います。
この中で、罠となるのが「売上がなかなかあがらないため店じまい」したパターンです。
居抜き物件に新しくお店を開業したとしても、お客様は以前のお店の印象を記憶しています。お店に対するよい印象が残っていれば良いのですが、悪い印象が残っていた場合はどうでしょうか。悪い印象の例としては、次のような印象が挙げられます。
居抜き物件によって想起される悪いイメージ
- あのお店の料理はおいしくなかった
- 店員さんの態度がよくなかった
- 嫌な思いをさせられた
居抜き物件に看板をつける際のポイント
そのような状況で、業態を変えて新たにお店を出店しても、以前の悪い印象を引きずってしまい、お客様が足を運んでくれないケースがあります。そんな罠にはまらないためのポイントは、以前の看板を使用しないことです。人は、お店のイメージをデザインはもちろんお店の外観全体で記憶しています。そのため、看板のデザインを変えたくらいでは、雰囲気が変わったな、とはさほど思いません。
具体的には、次のように変更を考えると良いと思います。
お店のイメージを変える具体的な方法
- スポットライトで照らしていた看板を内照式の看板にしてみる
- 壁面看板を切文字看板にしてみる
- テントを新しく設置してみる
看板の種類とデザインを掛けあわせれば、新しい印象をお客様に持っていただけます。看板屋さんと相談しながらお店の雰囲気や印象がどうすれば変えられるかを考え、納得の行く看板をつけましょう。
まとめ
出店時のコストを減らしたい!皆さんそう思われます。ですが、看板にお金を掛けることで、その後の売上が大きく左右する可能性もあります。費用を削るために居抜き物件を選んだのになぜ?と思う方もいると思いますが、長期的な売上を考えたら看板に投資した方が良いのは、想像がつくでしょう。居抜き店舗で出店をご検討の際は、ぜひ看板への投資を考えてみてください。