5分で分かる!看板についての専門家・屋外広告士とは?

「屋外広告士」という資格はご存知でしょうか?
屋外広告にまつわる専門家であることを証明する資格ですが、認知度はそこまで高くないかもしれません。
しかし、屋外広告業に携わる者にとって非常に重要な資格の1つです。
今回は屋外広告士の内容と資格について触れていきます。
屋外広告士とは?
屋外広告士は屋外広告物(看板・広告板・広告塔・ネオンサイン・サイン・ディプレイなど)の製作・施工に関する総合的な知識・技術を有する方に与えられる認定制度の資格です。
屋外広告物法に定める「日本屋外広告業団体連合会」が実施しており、近年の合格率は30%弱で推移しています。
試験に合格すると、屋外広告業登録に必須の「業務主任者」になることができます。
引用:一般社団法人 日本屋外広告業団体連合会
http://www.nikkoren.or.jp/okugai/
屋外広告士資格受験の条件
屋外広告士資格を受験するには、満18歳以上であり、広告施工に関する業務に3年以上携わることが条件になります。この場合の業務経験は看板、ディスプレイなどの制作、設置のみならずデザイン制作などの事務的な業務経験も含まれているため、現場での実務経験がなくても受験は可能になります。試験は学科試験と、実技試験に分かれており、実技試験ではデザインに関する分野もしくは設計に関する分野の受験が必要になります。
屋外広告士の重要性
屋外広告を設置する際、安全面や建築物の規定を守るために必要になってくるのが、屋外広告についての専門的な知識です。屋外広告は設置する際の場所や地域で法律による規定や条例などによって規制されている場合が多いです。そのため施工などの技術面のみならず、屋外広告についての知識を相対的に併せ持つ屋外広告士は、規定に沿った広告制作には欠かせない存在なのです。
まとめ
看板をはじめとする屋外広告の設置には、デザイン性のみならず土地の建築規定をきちんと守られているか、施工技術は伴っているか、などさまざまな分野が複雑にからむ仕事でもあります。
屋外広告士の仕事は広告に関する幅広い知識を応用し、現場を監督する重要なポジションであるといえます。