看板屋さん直伝!看板をキレイにする掃除方法と注意点

看板は放っておくと時間の経過により汚れてきます。そのため、看板をキレイに保つためにはクリーニングや掃除を定期的に行う必要があります。簡単な清掃であれば自分でも可能です!「看板の清掃方法」をお教えします。
看板はどうして汚れるの?
店舗内外に設置されている看板。設置当初はキレイな状態であっても、時間の経過によって徐々に汚れてきます。
屋内の看板であれば、室内のホコリや油、指紋などにより汚れが現れます。飲食店等の場合は、油により看板が変色してしまうケースもあります。
屋外の看板であれば、外気に含まれるホコリや塵は勿論のこと、土や雨跡なども原因になります。
以上のように、看板はただ設置しているだけで自然と汚れていってしまうのです。そのため、定期的に掃除・クリーニングを行うことで、看板をキレイに保つ必要があります。
自分でできる!看板の掃除方法
看板の種類によっては、掃除・クリーニングをお客様自身で行うことが出来ます。ここからはご自身で掃除をする際の方法をご紹介します。
自分で掃除できる看板の種類とは
看板の種類や設置場所によっては、自分で掃除が可能です。
特に、スタンド看板やプレート看板など手の届く高さにある看板は、ご自身で清掃ができます。しかし、手の届かない高さや複雑な作りの看板については、方法を間違えると事故や怪我に繋がる可能性もあります。
ご自身で掃除をする場合は、絶対に無理をしないようにしましょう。
看板掃除に必要な道具
看板を掃除する際には、次の道具を用意しましょう。
- 家庭用洗剤 (マジックリンなど)
- 水
- タオル (2~3枚)
看板掃除の手順
洗剤を作りましょう
まずは、家庭用洗剤を水で薄めて洗剤を作りましょう。洗剤を直接吹きかけてしまうと、洗剤による色落ちなどの危険性が有ります。そのため、洗剤を弱めるために、水で薄めて使用しましょう。
タオルで看板を優しく擦りましょう
洗剤ができたらタオルに吹きかけ、看板を拭きます。看板を拭く際は強さを加減してください。強く擦ってしまうと看板のシートを剥がしてしまう恐れもあります。慎重に擦りキレイにしましょう。
水拭きで汚れを取りましょう
洗剤で汚れを浮かしたら、水拭きで汚れを拭き取ります。
乾拭きで水分を拭き取れば終了です
最後にキレイなタオルで乾拭きをして、表面についた水分を拭き取りましょう。この工程を抜いてしまうと、看板の表面に残った水分に更に汚れが付着してしまいます。
看板を掃除する際の5つの注意点
ここまでは、自分で看板を掃除する際の手順をご紹介してきました。しかし、看板の状態や設置場所によっては、お客様自身で掃除しない方がよいケースがあります。
お客様の看板がこれからご紹介する状態に当てはまる場合は、必ず看板屋さんに相談し、清掃や修理をしてもらいましょう。
掃除をしても汚れが落ちない
ご紹介した方法で掃除をしても汚れが落ちない場合は、看板清掃用の洗剤を使用するか、看板を作り変える必要があります。無理に掃除をせず、看板屋さんに相談し見てもらいましょう。
看板が破損している
表示面となるアクリルやアルミ複合板に亀裂や破損が見られる場合は、必ず看板屋さんに清掃を依頼しましょう。誤って洗剤が内部に混入してしまうことで、看板の腐敗や故障に繋がりかねません。
看板のシートに亀裂が入っている
看板の表示面であるシートにヒビや破れが見られる場合も、ご自身での清掃は避けましょう。表面をこすることで、シートが破れ表示面がより一層汚れてしまう可能性があります。
特に、看板が古い場合は水拭きしただけで意匠が剥げてしまうため注意しましょう。
看板が高いところに設置されている
看板が高所に設置されている場合は、脚立等を使用しての作業になります。しかし、そのような作業はご自身では大変危険です。高所での作業に慣れている看板屋さんに依頼することをオススメします。
金属製の看板が汚れてしまっている
金属製の看板の場合、洗剤を使用して拭くと看板が曇ってしまう恐れがあります。素材によって、洗剤の種類や使用に注意が必要です。不安な場合は、事前に看板屋さんに確認するようにしましょう。
まとめ
看板の掃除を行い、看板をキレイに保つことで、店舗や企業の印象が大きく変わります。
看板は定期的に掃除をしないと、勝手に汚れていってしまいます。自分で掃除できるかどうかを見極め、適切なメンテナンスを行い、看板を長く綺麗に保てるよう、心掛けていきましょう。