看板落下事故が起きやすい地域まとめ

2015年2月に札幌で発生した事故を機に、看板落下についての報道が大きく注目されています。特に台風の季節などは肝を冷やす方も多いかと思います。落下事故が多い地域をまとめました。
出店エリアが重なる担当者様は,参考にしていただければ幸いです。
降雪量が多い地域
北海道、東北、北陸が該当致します。
雪が降ると、看板に積もり、凍り、電気で温められて溶けます。夜になると、再度凍り、朝を迎えるとまた溶けるといったプロセスを何度も繰り返すため、腐食の進行が非常に早くなります。
特に北海道地域においては、2月の事故以外にも看板落下の事故が起きているようです。
台風が直撃しやすい地域
沖縄・九州地域が該当します。
雨や風にさらされ続けると落下の危険性が高まります。
自然災害の影響も大きく(看板だけではないのですが)、特に7~9月の時期は注意が必要です。
台風前に定期的にメンテナンスを行う企業様もいらっしゃいます。
ちなみに沖縄では国際通りにかけての一帯で台風や老朽化に伴う看板の安全点検を促す街頭キャンペーンが9月に行われました。
沖縄県では台風の多い9月を看板安全月間と定めております。
国土交通省調査の報告結果
看板落下の事故を受け、国土交通省は広告看板の緊急調査を行い、全国の1516棟に「落下の恐れがある」と結果を公表しました。
埼玉県161棟。北海道148棟。神奈川県121棟。東京都96棟。福岡県79棟。
(2015年4月10日国交省まとめ)
建物数の要因からか、都市部がほとんどとなっております。
ただ、上記にも挙げましたが、北海道エリアが多くなっている印象を受けます。
まとめ
落下事故が報道でも大きく取り上げられ、行政・マスコミ共に注目度が上がっております。こうした事故を起こさないためにも、やはり日頃のメンテナンスや安全点検が非常に重要ではないでしょうか。
目視点検だけでは、内部の腐食進行状況まで分からない部分もあるため定期的なメンテナンスを推奨します。